レイヴァルト家

不定期更新。ネタバレ&妄想だらけなので閲覧の際はご注意を...

最期まで笑ってた

 

※タイトルから何となくわかると思いますが、初期国民が亡くなった事についての話です。閲覧注意!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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採取イベ真っ最中で自動移動をしようとボタンをタップしようと思ったら…

あれ?ダンジョンに行けなくなってる。

時刻は夕1刻。この時点で嫌な予感

だって夕1刻以降にあるイベントといえば出産か看取り…

出産の予定はないから 看取りしかない…

友人欄から高齢の人を探す…彼女しかいない。予想は当たってしまった。

危篤状態の文字が…

 

まだこの時に気付いてよかった。お見舞いに行く時間があるので、魔銃師居室に向かう。

 

 

 

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タマラ…なんて呼び捨てしてるジュリw

しかもタマラさんはジュリ君、君付け…ステファニーさんと同じなのね。

 

信じられない。だって魔銃師探索ランキングでぶっちぎりの1位でありえないぐらいポイント稼いでたのに。

去年の選挙で魔銃師になったところなのに。

 

ジュリがこの国に来た頃は 王国最強の龍騎士でホントに強くてビックリした。

仲良くなって探索についてきてもらうと、とても頼もしかった。

いつも笑顔で彼女を慕う人は多かっただろう…

ジュリもその中の一人。

彼女を超える龍騎士になろうと強くなる為に必死に探索を頑張った。

…いつの間にか彼女を超える龍騎士になってたけど。

 

タマラさんと初めて公式試合をする時にはすごく緊張した。(エルネア杯だったっけな)

正直勝てるか不安だったけど、結果は勝利!

彼女に勝ててやっと強くなったんだなぁって実感が湧いたっけ…

 

そんなタマラさんがいなくなるなんて

 

 

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タマラさんは最期まで笑ってた。

一人娘のマリテちゃんに看取られて幸せだったかな

一人で逝くよりはいいよね。旦那さんとガノスで会えますように…

 

 

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お葬式。出席してるのは喪主のマリテちゃんとジュリだけだった。少ないね…

 

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マリテちゃん…今年から騎兵入りした期待の新人。

タマラさんの娘だけあって若いのに結構強くて将来はお母さんみたいになるのかな?

騎士隊長としてマリテちゃんを見守っていくからね。

タマラさんはゆっくり休んで下さい。

 

 

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花束とポムワインをお供えに。

 

 

…やっぱり寂しいなぁ。

 

 

 

4人目出産

最後の更新が2月で止まっている…

不定期すぎますねw普段は主にTwitterの方で簡潔に呟いてて ブログに纏める余裕がないです(>_<;)

たまーに気が向いた時にだけ更新します。なので、内容が飛びまくってても目を瞑ってやって下さいm(*_ _)m

 

4人目出産のまとめ…

キャラ紹介見たら長女しか載ってない?!そのうち追記します;;

長男と次男が生まれてます!

あと既にガノスへ旅立ってる方もいますが、そのへんは省くことにします。

 

4人目は仕様が変わったのか、今まで一発で懐妊してたのになかなか授からなくて半ば諦めモードでした…

しかし何度も何度もハート乱舞を繰り返し、ようやく懐妊することができました!←

5人目はさすがに望めないかもしれないし この子に引き継ぐことになるかもしれない…

性別を決められるアイテムもありますが、あえて使わないことにしました。

整形できるマジカルコスメもなるべく使いたくないですが…(まだお顔判明してないので何とも言えず)

 

長々とどうでもいい事を語りましたが、出産をスクショと共に振り返りたいと思います。

 

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ベッドの上で痛みに苦しむステファニーさん。

 

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そんなステファニーさんを見守るジュリ…

毎回思うんだけど、もっと手を握ったりしてやってよw

実際の出産目の当たりにしたら こんな笑顔絶対出来ないからね、と思う。

まぁそのへんはゲームだもんね。

 

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このステファニーさん すごくエロいと思うの←

毎回の出産の時 思わずスクショ撮ってしまうやつw

この表情と体勢がね…魔銃兵の服がまた ミニスカっていうのがいいね!(ステファニーさんが苦しんでるのに萌える私)

 

 

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そして遂に…!

元気な女の子が生まれました♪

女の子!!!2回連続男の子だっただけに久しぶりの女の子嬉しいっ

 

女の子だったら付けようと考えていた名前を付けました。

デフォルト名は…

私的にベンツを連想してしまったのでw

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生まれたての赤ちゃんを優しい笑顔で見つめるステファニーさん…かわいい。

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ステファニーさん、お疲れさま。

ありがとう!

 

 

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ジュリア・レイヴァルト

性格:なんとなく地味

名前の由来はジュリと似た名前を付けたくて。似てるというか一文字足しただけなんだけどw

ややこしかったかな?

でもジュリアという名前自体は好きで…綺麗な響きだなぁと。

 

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出産を終えて、早速同じベッドで眠る2人を見て、幸せに包まれるジュリでした♡

子供たちの成長が楽しみだなぁ…

ジャスタス☆コレクション



今回は愛する嫁であるステファニーさん(青年)のパスワードを取るために 初期ジェイソン国に潜入したときの記録です。
ただパスワードを取るだけでは面白くないので私の憧れのジャスタスさんにそっくりなキャラを作って潜入しました!

本物のジャスタスさん
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いざキャラメイクしたのはいいけど どうやら眉毛が本物と違ったみたい(笑)まぁ、仕方ない…
ジャスタスさんの顔で色々遊んでみる私…

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下がり眉毛のジャスタスさんも良いっ!!

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ωの口もかわいいw

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笑顔三連発!!どうだ、まいったか←
いやぁ…やっぱり素敵です(*´Д`)


一通り遊んだ後、辿りついた国は
一発目からジェイソン国ww
すげぇΣ(゚д゚lll)運命なのか!?

ぶらぶら歩いてると見覚えのある人達がいっぱい…(当たり前だけど)

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ジャコッベさん...!まだ白髪になってない若々しい~

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ジェネ君ー!!やっぱりかっこいい~
まだ未婚ですよ(ΦωΦ)フフフ…

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ホセマリア君冷たいよ(´;ω;`)

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ファッ?!!本人登場ww
お互い何を思っているのだろう…
俺が二人いる!?的な(*´艸`)

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やっと会えたね♪ステファニーさん…
あぁっ、冷たい(>︿<。)

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めげずに話しかけまくる!!

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一度も断られずに友達→仲良しになれましたw
おいおい、ステファニーさんガード緩すぎ…
ジュリが嫉妬しちゃうよ( ˊᵕˋ ;)



こんな感じで今回のステファニーさんのパスワードを取るミッションは終了♪


最後におまけでジャスタスさんのファッションショー載せておきます(*´︶`*)



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どれもかっこいいですね!
いつも騎士服の彼ですが、服が違うと雰囲気が変わって新鮮な感じがする。
デヴォンコートが一番似合ってる気がするけど
二枚目の生足も捨てがたい(*´﹃`*)


レジーヌさんの恋の行方



レジーヌさんはブフナー家で唯一独身だった女性。結構良い年なのに(←失礼)なかなか恋人が出来ず結婚もせずで心配しておりました…
ローゼル騎士隊に所属し、探索にばかり行っているイメージで このままでは一生独身を貫いてしまうのではないかと思ってました(笑)
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ジェイソン陛下に似てて キリッとした目とぷるんとした色気のある唇でクールビューティな彼女。
モテ女王でエナの子にも2回ほど選ばれているのに何故結婚出来ないのか…
デートはしてるみたいだけど幸福の塔で振られているのを見かけたことがある…

そんな彼女に恋人が出来た!

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旅人のクレイグ君。レジーヌさんと年も近くて 褐色の肌に涼しげな蒼い瞳が素敵…!

交際も順調で このまま結婚までいくだろうと思っていた矢先…


クレイグ君が旅に出てしまった!
慌ててサーバーセーブからやり直す私…
しかし旅立つ前の夜3刻にセーブしていたので間に合わないかも…?!!
やばいやばいヽ(´Д`;≡;´Д`)ノ


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まだ寝てなかった!セーーーフ٩( ´ω` )و
必死に彼を引き留める…
この国に帰化しちゃいなよ!レジーヌさんみたいな美人ほっとくなんて勿体無いぜ!!
…とは言ってないけど この説得が効いたのか偶然だったのかは分かりませんが
次の日…

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国民になってる…!
レジーヌさん…やったよ(*`∀´*)/

後で見ると、なんとこの二人婚約してるではないか!
その状態で旅立とうとしてたのかクレイグ君よ…酷いヤツだ(笑)


何はともあれ数日後 
二人は無事(?)結婚しました♡
お幸せに☆*:


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受け継がれていくもの




※寿命などのネタバレがあります。


















































陛下が亡くなった翌日。
朝2刻に葬儀があり、昼には戴冠式

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喪主は娘であり次期国王のメルさん。


陛下...俺はまだ貴方が居なくなったという実感が湧かないんだ...


そして戴冠式


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新しい国王の誕生。
メル・ブフナー。
親友であるジェネの妻だ。
ジェイソン陛下に代わり、騎士隊長としてメル女王を支えようと思う。
だから安心して休んで下さい、陛下...。




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ジェネ、王族服似合ってる!かっこいいな...



戴冠式の後。



メル「ジュリ、これからは騎兵としてではなく国王として国を守っていきたいと思ってるから よろしくね。」


ジェネ「俺もメルのこと支えなきゃいけないから、騎士じゃなくなるけど...これからも変わらず仲良くしてくれよな!」


ジュリ「!!!あっ...そうか。二人共、騎士隊を抜けなきゃいけないんだな。寂しいけど...
今までお勤めご苦労様でした。」


メル「まぁジュリが居ればローゼル騎士隊は大丈夫よね。ね、ジェネ?」


ジェネ「だな、安心して任せられるよ。」


ジュリ「俺もいつまで騎士隊にいるかわからないぞ...(ボソッ)」


ジェネ「何か言ったか?
あー...来年はエルネア杯だったのに出たかったなぁ。」







……ジェイソン陛下 今までお疲れ様でした。
俺、この国に辿り着いて良かった。
貴方の親友になれて幸せでした。
メル女王や家族のことは俺が見守っていくので安心して下さいね。







(今回短めです。書き方変えてみました。前は小説みたいにだらだらと長い文書いてましたが、今回は簡潔にまとめたつもり...長いと書くの大変なのでw
ジェイソン国王...初期の国王なのでその人が亡くなるなんて感慨深いものがありました。
とても寂しいです!新しい女王を見守っていきたいと思います。)






また会える日まで



※初期国民の寿命ネタバレを含みます!































朝起きると何やら家の外が騒がしかった。
何事だ…?まだ朝一刻だぞ…
様子を見に行こうと鎧に着替えているとステファニーが慌てた様子で駆け寄ってきた。

「ジュリ君、大変!」

「陛下が危篤だって…!」


……………………………………え?
危篤?
頭が真っ白になり何も考えられなくなる。
嘘だろ…昨日まで元気にしてたのに。


親友でありこの国の王であるジェイソン・ブフナー。
最近は一番仲が良くて 毎日陛下から会いに来てくれていた。よく酒場で一緒に食事をした。
つい先日 陛下の妻レナさんが亡くなって寂しそうにしてたけど…

数年前にもう長くない気がする、と言っていたけど それからだいぶ経っても元気だったから大丈夫だと思ってたのに。

「ジュリ君、大丈夫?顔色が悪いよ…

「あぁ…陛下の様子を見てくるよ。」

俺は早く陛下のもとへ向かおうとした。
けど、手が…足が震えて動けない。
そんな俺を見てステファニーは肩を支えてくれる。

俺は深呼吸をして心を落ち着かせようとする。
…よし、行こう陛下のもとへ。

「行ってくる。」


心配そうに見守るステファニーの頭をポンと撫でてから、俺は陛下の家に向かった。


王家の居室は朝早いにもかかわらずお見舞いにきた国民で溢れかえっていた。
しかし皆 陛下がゆっくり休めるように配慮して、長居はしなかった。
だんだん人の数が減っていき、いつの間にか陛下と二人きりになっていた。


「陛下…」

「あぁ、ジュリか。来てくれてありがとうな。

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ベッドに横になっている陛下は顔色が悪く、声も弱々しかった。

「何か食べました?少しでも食べた方がいいですよ。」

「うーん...食欲がなくてね...」

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「ここに置いておくので、食べられる時に食べてください。」

「ありがとう。」


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「せっかく来てくれたのに悪いね。何だか身体が重くて起きてられなくて...」

「そんなの気にしないで...今はゆっくり休んで早く良くなって下さい。」


「ジュリとは数年前に君が移住してきたときからの付き合いだったね...」

「君がよく話しかけてくれて 嬉しかったのを覚えているよ。」

「俺こそ毎日会いに来てくれて嬉しかったですよ。」

「よく空腹でいる僕に料理を差し入れしてくれたよね。ジュリの料理美味しかったなぁ...」

「そう言ってもらえると光栄です。これからも料理作りますよ。
酒場で食事もしましょうよ。」

「そう...だな。早く元気にならないとな。」


陛下はいつもの優しい笑顔を浮かべた。
でも何故か悲しそうに見えた。

...俺はわかってしまった。

陛下がもう良くならないこと。
お別れが 近付いていること……


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陛下のそばから離れない黒い天使よ...早くどこかに行ってくれ...
陛下を連れていかないで...



俺の願いは届かず、
陛下との別れの時がきた...


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家族と神官と巫女に見守られながら、陛下は安らかな顔で息を引き取った。


「ジェイソン陛下...ありがとうございました。
奥様と末永くお幸せに...」



陛下はもういつものように会いに来てくれることは無い...
優しい顔で笑いかけてくれることもない...

俺は涙が溢れて止まらなかった。













(ジェイソン陛下が亡くなってしまいました。
二年前ほどにフラグは出てたのですが それを忘れるほど長生きしてくれました。
ジュリの一番の親友だっただけにショックが大きかったです。毎日会いに来てくれて嬉しかったし。
陛下が亡くなるとき 実際は家族が来ておらず、神官と巫女のみでした...
みんな結婚とか騎士隊に入ってて別居だったから?でも血は繋がってるんだから最期くらいはいてあげてほしかったな...寂しいよね。
葬儀については戴冠式と一緒に別の記事として上げたいと思います。長くなりそうなので..)

陛下の気の迷い…?






※この記事はネタバレを含みます。
ハッキリした年号などは書きませんが、初期国民の死亡後の話です。









とある休日の朝。
俺の家である騎士隊長居室にジェイソン陛下が訪ねてきた。


「ジュリ、邪魔するよ。」

「朝早くからどうしたんですか?」

俺は陛下をリビングに招き、ソファに掛けてもらう。軽い朝食の用意をしながら、陛下と話をする。

「家が近いから つい、寄ってしまってね...」

たしかに陛下と俺の家はすごく近い。もしもの時は騎士隊長が陛下を守らなければいけないからな...
でも家が近いからという理由で来たようには見えない。何やら悩んでそうな表情...

「陛下、朝ご飯食べました?」

「いや、まだなんだ。」

「お口に合うか分かりませんがどうぞ...」

そう言って俺はベリータルトとイム茶をテーブルに置いた。

「ありがとう、美味しそうだ...」

俺も朝食がまだだったので 陛下と同じものを食べることにした。


…………暫しの沈黙。


「ジュリは料理上手なんだね、美味しいよ。」

「それは良かったです。」

「料理はよくするの?」

「はい、俺 甘いものが好きなんで よくお菓子を作ってます。」

「ぷっ...!」

陛下はイム茶を飲んでいたところを噴き出しそうになり、慌てていた。
うん、俺が甘いもの好きでお菓子作ってるとか意外すぎてよく笑われる。慣れてるさ...

「ごめん、笑ったりして。
いつもクールなジュリからは想像出来なくてね。」

陛下の表情が少し明るくなったように見えて俺は安心した。でも悩みは解決してないよな...

「何か俺に話があったんじゃないんですか?」


その一言で明るくなったと思われた表情はまた曇ってしまった。...聞かなきゃよかったかな。


「実はね...

「妻を亡くしてから寂しくて...
何をしてても満たされなくて」

「抜け殻のようになってしまってさ...」


陛下の奥さん、レナさんはつい先日亡くなったばかりだ。あまり接点はなかったけど、突然の死に俺もショックだった...

「たしかに...奥さんが亡くなってから毎日元気ないですもんね。」

無理もない。俺だってステファニーがいなくなる...って考えるだけでも気が狂いそうだ。そんなこと考えたくもない。

しかし俺は色々想像してしまって 気持ちがどよーんとしてきた。ダメだ、考えるのはやめよう!

そう思ってたとき……


「あのさ、ジュリ...」


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「誰かいい人いたら紹介してくれない?」


「...えっ?!!」


いやいや…陛下はまだ奥さんを亡くして間もないはず…なのに何故?
俺は陛下のとんでもない発言に戸惑ってしまう。


「…ごめん、今のは忘れてくれ。」


「他の女性を好きになったら この寂しさは少しくらい紛れるかと思ったんだけど…」

「胸にぽっかり開いた穴はそんなことでは塞げないだろうね…」


そう話す陛下は何だか物凄く寂しそうで泣きそうな顔をしていた。この国の王という風格は全く無くて 俺は心配だった。

俺にも陛下の心に開いた穴は塞げないだろうけど せめてこれからも親友であり続けたいと思った。
一緒に食事したり探索したり…

それに俺には陛下の寂しさはまだ分からない。
愛する妻、子供がいて…生きている。


「俺でよければ またいつでも話聞きますよ。」

「国王と騎士隊長っていう関係だけじゃなくて
俺達は親友ですから。
陛下の力になりたい。」


「家もすぐそこだし、陛下が寂しかったら泊まりに行きますよ(笑)」


陛下はいつもの優しい笑顔を浮かべて

「ありがとう…」

と、答えた。
















(陛下にのみ敬語で話すジュリ。ゲームではタメ口でしたが、それだと何だか締まりがないのでw
陛下のこの発言には本当に驚かされました…そこから色々妄想しまして、上記の話が生まれました。妻を亡くして、広い王家の居室に一人ぼっち…寂しいに決まってる。
ジュリは親友として支えになれたかなぁ…)